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個人的な日々の記録です。

魚住 和晃, 櫻 あおい/マンガ 「書」の歴史と名作手本―王羲之と顔真卿

マンガ 「書」の歴史と名作手本―王羲之と顔真卿 (講談社+α文庫)

マンガ 「書」の歴史と名作手本―王羲之と顔真卿 (講談社+α文庫)

とめはねっ!』を読んで以来、書道熱が盛り上がり、夜な夜な筆を持って半紙と向き合ってみたりしている。墨の香りが懐かしい。
で、『とめはねっ!』で消化不良だった書道知識を埋めるため、こんな本を読んでみた。書の歴史は、ほぼ中国の歴史ですな。世界史の授業を思い出したよ。全部、世界史で習った気がする。全部、忘れてたけどっ。
しかしこれを読んで思ったのは、「科挙の試験は、回答の内容以前に、王義之の技法で書かれていることが前提だった」とか、それはもうはっきり言って『王義之フォント』で書けってことで、臨書ってフォントの書き分けができるようになるってことか!?と。いや・・・多分違うんだと思うけど。あくまでも、素人の感想ですが。だって、他にも「皇帝の言葉を、王義之の書いた文章から文字を拾い集めて、模写で書き直した」とかね・・・知れば知るほど、やっぱフォントじゃないかと。フォントと違って、あくまでも模写であるのが、書道ですけど。
興味深いので、他にも書道の本を読んでみよう。
ところで、この本を読んでいたら、猛烈に台湾の故宮博物院に行きたくなった。昔行った時、王羲之関連のフロアが改装中で観れなかったんだよなー。そして、小籠包食べたい。