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個人的な日々の記録です。

ブラック・ダリア

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]

久々に、つまんないと思ったん。
時は第二次世界大戦後くらい(?)、場所はロサンゼルス。一人の女性の惨殺死体が発見された。彼女は女優志望で、黒い髪に黒尽くめの服装を好んだことから、ブラックダリアと呼ばれていた。彼女は一体誰に殺されたのか・・・ということが話の主題かと思いきや、実際はそれ以外にも話がいくつもありまして。主人公の刑事バッキーが最初に追っていた連続殺人事件、数年前に起きた銀行強盗事件、バッキーと相棒刑事とその彼女との三角関係、事件調査中に出会った女との恋愛(肉体?)関係、とかとか。
結局最後には全部が関係し合ってるんですけど、とにかく判り難かった。あたしがバカなんすか?見ている間は完全に置いてけぼりをくらって、最後には「あ゛ー、そういうことだったんですかー」と謎解きに合点がいくより、それまでの出来事がやっと理解できたことにすっきりした。どこが謎なんだか、よくわかってなかったよ。
しかし、故淀川長治先生を見習って頑張って良かった点を述べるとしたら、バッキー役だったジョシュ・ハートネットがかっこいいということを認識できた点でしょうか(淀川先生風に言えば、「ジョシュ・ハートネット、良かったですね〜かっこいいですね〜彼の存在がこの映画を支えているんですね」てな感じか)。今までなんで彼が人気あるのかよくわかってなかったんだけど。それと、この時代のディック・トレイシーぽい雰囲気は好きだな。うん。あとそう言えば、『ダークナイト』でバットマンの敵のトゥー・フェイスをやってた人が、相棒刑事役で出ていた。今回もちょっと偏執的でずるい役だったので、私の中で彼は「ちょっと嫌な奴」ということでインプットされました。あーあと、忘れちゃいけないフィオナ・ショウとかいう女優さん。不快な演技が光ってました。この映画の中で一番良かったんじゃないかと。
昔見た『L.A.コンフィデンシャル』を思い出させる映画だなと思ったら(これまた、置いてけぼりをくらう映画だった)、原作J.エルロイ 監督ブライアン・デ・パルマって、まったく一緒だったのか・・・。この二つは、J.エルロイのLA三部作のうちの二作品だそうで。残りの一つが映画化された際には是非観て、三度目の文句をたれようと思います。*1


(15本目 ★★☆☆☆

*1:と思ったら勘違いしていて、LA四部作だった。あと二つもあるのか。