ヒトラーの贋札
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2008/07/11
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うーーーーーん。いろいろ考えたんだけど、この映画はやっぱりエンターテイメントとしてかなり面白と思う。ユダヤ人捕虜の話を「面白い」というのもどうなのかなと思ったけれど、でも、やっぱり面白いんだよね、この映画。
ヒトラー支配下のユダヤ人というと「シンドラーのリスト」にあるような悲惨な状況を思い浮かべるけれど、この映画に登場するユダヤ人たちはナチスにとって金の製造マシンなので特別待遇されていて、そこまで悲惨な目にはあっていない。なので、家族が虐殺された絶望とか、いつ殺されるとも知れない恐怖とか、ナチスに協力することに対する葛藤だとか、そういう面にも観ていて心を動かされるんだけど、でも実際それよりも、そういう苦悩の中で「で、最後どうなるのよ?」ていうミステリー性が勝っていた気がする。
あと個人的には、ドイツ語がかっこよくて、それだけで楽しかったよ。
(11本目 ★★★★☆)