落合務/落合シェフの美味しすぎるイタリア料理
- 作者: 落合務
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 文庫
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この本を読んでいる間、私はへぇーを連発だったよ。以下、主な「へぇー」。
- アンチョビは、イタリアではオイルに漬かっていないものが主流。しかも、塩抜きして使う。
⇒イタリア人は塩抜きするのか!私、常々アンチョビってしょっぱすぎるよねと思っていたんだよ。そういうことだったのか(?)。
- よく日本でみかける、パンに添えられたオリーブオイル。あんなものはイタリアでは見かけない。
⇒まーじーでー。でもあれもおいしいよね。
- にんにくはイタリアではあまり使わなれい。
⇒まーじーでー。にんにくは不可欠くらいに思っていたけど。
- アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノは、イタリアではあまりみかけない。みかけてもあんまりおいしいものには出会わない。
⇒まーじーでー。代表格なのかと思ってたけど。
- パニーニは、サンドイッチや食事の時以外に食べる菓子パンの総称。
⇒絶対ほとんどの日本人がイタリアのサンドイッチのことだと思ってるって。
- イタリアにトマトが入ってきたのは比較的最近の話。歴史は200年くらい。
⇒イタリアにトマト持って行った人、バンザイ。
- 『カッペリーニ』じゃなくて『カペッリーニ』。「カッペリーニ」じゃ、「小さなケッパー」という意味になってしまう。
⇒まじかい!?完全に間違えて覚えてました!ちなみにgoogleで『カペッリーニ』て検索したら、「もしかして:カッペリーニ」と言われたよ(爆)
アンチョビについては「アンチョビは調味料なので」と書かれていたのにも驚いた。調味料!なるほど、でもそう言われると腑に落ちるものがある。あと、チーズに合わないものとして唐辛子があげられていたんだけど、あたしはぺペロンチーノにパルメザンをかけて喜んで食べてますよ(笑)。まだまだ他にもいろいろあったけど、この辺がインパクトが大きかったかな。
なにせ私はイタリアン(というかパスタ)が大好きなので、この本は無条件に面白かった。でも、アルファベット順に並べてあるから、順番に読んでいくと話題が飛び飛びになるので話が散漫になってちょっと読みにくいのが残念。辞書感覚で使うならいいのだろうけど。しかしこの本を読んでいると、落合シェフは本当にイタリア料理が大好きで、みんなにイタリア料理を食べて欲しいと本気で思っているのが伝わってくる。そして、そんな落合シェフの作るイタリア料理を食べてみたくなる。あー、行ってみないなあ『ラ・ベットラ』。