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個人的な日々の記録です。

スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

ぬおおおお。
ティム・バートン先生はついに私の限界を超えてくれました。
これもう、ゴシック・ホラーとかいうより、むしろスプラッタ映画だから!!怖いよ!!
というわけで、ミュージカルを映画化したこの作品。美しい妻を奪うためにその夫である理髪師ベンジャミン・バーカーを無実の罪で投獄したターピン判事。夫の刑期中にターピン判事に手篭めにされた妻は服毒自殺を図り、娘はターピン判事の養女となって判事の家に閉じ込められていた。刑期を終えて街に戻ったバーカーはスウィーニー・トッドと名を変えてターピン判事に復讐する・・・という悲劇の物語。主演ジョニー・デップ、監督ティム・バートンの組み合わせを観ないわけがないだろうってことで観たんですけど、何度見るに耐えずに停止ボタンを押したことか。あのね、すごいんですよ、殺害シーンが。スウィーニーの職業が理髪師ですからね。髭そり用のナイフが友達なわけですよ。そいつで相手の喉元を掻っ切るわけですよ。そのシーンをですね、まともに直球で見せてくれてましてね。「喉ザクザクザク〜血ぴゅーどばどばー死体ピクピクピクピクー」みたいな。そんなシーンのオンパレード。・・・怖いってば。そういうシーンはヒッチコックばりの見せない演出でお願いします、本当に。
話しの内容は、もうどうしようもないくらいに悲劇で、最後まで救いは全くなく、暗い気持ちで見終わるお話でした。これ、映画館に見に行こうとしていて結局暇がなくて行けなかったんだけど、行かなくて良かったよ。映画館でこれを見るのは拷問だ。
おまけにこれ、元ネタはミュージカルなんだよねぇ・・・・・・なぜこんな悲惨な話をわざわざミュージカルに・・・・。理解できん。唯一ミュージカルらしかった点といえば、船乗りの若者が、部屋の窓際にいるのを通りから見かけただけで(!)スウィーニーの娘にほれて、駆け落ちするとかトチ狂ったことを言っていたあたりでしょうか。
あー、疲れる映画だった。


(10本目 ★★★☆☆