チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
- 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: DVD
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そんなに期待せずに見たら、意外に面白い映画だった。トム・ハンクス、相変わらず器用だな。顔は似ていないのにチャーリー・ウィルソンの写真を見ると映画中のトム・ハンクスと雰囲気が良く似ていて驚かされた。チャーリー・ウィルソンは女好き酒好きな快楽人間だけどもどこか憎めない人間味があるといったキャラクターで、それだけでも見ていて面白い。
でもやはり、こういう映画は微妙な気持ちで観てしまう。予算を引き出して何をするかと言えば武器をアフガニスタンに調達してソ連を倒すわけで、ソ連の非道な行為に為す術もなかったアフガニスタンにとってソ連を倒して撤退させるというのは意味あることなわけだけど、それでもやっぱり戦いをもって制すというのがね。嫌な解決方法だなと。
それでも良かったのは、ソ連を追い出したら次はアフガニスタンには教育が必要だと100万ドルの予算を要求していた。世界に正義を振りまいて、それで終わりじゃないんだと。でも残念ながら、アメリカは教育支援への100万ドルは出さなかったみたいだけど。軍事支援の10億ドルは出したのに!最後はチャーリー・ウィルソン本人の『これは本当の物語だ 輝かしい成果で世界を変えた ・・・でも最後でしくじってしまった』という言葉で終わる。惜しい。詰めが甘いよ、チャーリー。
(9本目 ★★★☆☆)