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個人的な日々の記録です。

三浦しをん/まほろ駅前多田便利軒

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

東京のはずれ、まほろ市で便利屋を営む多田とそこに転がり込んだ高校時代の同級生行天の物語。
どうしても、著者三浦しをん、登場人物男二人、というだけでいらん想像をしてしまうよ。実際は、便利屋を営む中での珍事件と、なんともマイペースで奇天烈な行動に見え隠れする行天の過去や、そんな行天に散々振り回されつつも見捨てきれない多田にも心の底に居座る辛い過去があって・・・というようなお話。
登場人物がみんなキャラ立ちしてて面白いから、多田の過去の話とかいらないんじゃないかしらと思いつつ読了。読んでる間は楽しかったけど、なんか残ったかと言われると特に。
直木賞・・・・、なんで受賞したのかしら?ってちょっと思った。