養老孟司・竹村公太郎/本質を見抜く力 ―環境・食料・エネルギー
本質を見抜く力―環境・食料・エネルギー (PHP新書 546)
- 作者: 養老孟司,竹村公太郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/09/13
- メディア: 新書
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「温暖化の何がいけないのか。地球の気温は上がったり下がったりを繰り返しているんだ。それよりも現実的な限界点のシミュレーションをしてしっかりとした基準値を把握すること、温暖化の後の生活を考えること。その方が大切だ。」というお話はものすごく賛成。人間が生物活動をして地球の環境が変わっていってそれを「元に戻さなくては!!」っていうのは、無理があるし、なんだか傲慢な話じゃないかと疑問に思っていたんだけど、その考えを肯定されてすっきりしたよ。
あと、養老さんがことあるごとに「石油なんて早く使い切ってしまえばいい」「アメリカの国債は焼いてしまえ」とおっしゃってたのがちょっと面白かったです。面白がらせてるわけじゃないと怒られるとは思いますが、何回も言うんだもの。