国宝 薬師寺展＠東京国立博物館

本日はいつもの友人にょんたさんと、上野の国立博物館へ。薬師三尊像に会いに行ってきた。
大人気だという話は聞いていたけれど、行ったらいきなり入場制限で40分待ち！！まーじーでー・・・・混んでるの嫌だから遅めの時間に来たのに。仕方ないから40分並んだよ。
私は特に仏像好きなわけではないけれど、薬師寺の薬師三尊像は好きだ。中学生の頃、授業中に全く話を聴かずにボケっとしていたら突然「どの仏像が好きだ？」と教師に質問され、困って「薬師三尊像が･･･」「手がきれいで･･･」と真面目に答えたらクラスで爆笑された（思春期って残酷）思い出の仏像だ。
三体揃っていらっしゃってるのかと思ったら、脇侍の二体だけ。さすがにご本尊を留守にさせるわけにはいかないのか。
感想は、自分のイメージよりも随分大きかった。昔奈良に行ったときに実物とご対面した記憶があるけど、こんなに大きかったんだっけ？！これが、鋳型で造られたのか。すごいな。一体どうやって？そして、運ぶの大変だっただろうなぁ、運送会社すげーなーと変なところへ関心が飛ぶ。それから、手がもっと細長くて大きい手だったと思ったら、割と小さかったですね。しかし、あれだけ完全に見世物にされながら、威厳を失わないのだからすごい。なんだかありがたい気分になって、会場を後にしたのでした。
その他にも、なんだかよくわかんないけど模様がカッコイイ仏足、ふくよかな腰回りを堪能できる聖観音菩薩立像、小さいながらも精密な描き込みに圧倒される吉祥天像など、見所ありましたがなんせ人が多くて全く落ち着いて観れない。堪え性のない私は、それ以外はザーッとスルーしちゃったよ。

ところで会場の東京国立博物館、初めて入ったんですが随分広い。
あまりの広さに半分呆れつつ、その他の展示も目に付いたものをぱらぱらと見てきたのです。で、その中で一番面白かったのが下の写真の十二神将立像 未神。彫刻の間にいたよ。「サタデーナイトフィーバー！」と言ってにょんたさんと盛り上がったんですが、帰ってから一人でよく考えたら、いやあれはマイケル（・ジャクソン）の「ポーッ！！」のポーズでは？とか思ったり。想像力を刺激するお気に入りの一品。
　　ポーーッ！！